Lenovo  レノボ

2015年1月、Lenovoのパソコンに、Superfishという強力なアドウェアが仕込まれていることが発覚しました。
Lenovoがアドウェアを忍ばせているのではないかという指摘はこれまでにもありましたが、公に検証されて問題が表面化しました。
実際どのようなアドウェアかというと、Superfishと呼ばれるウイルスで、ユーザーの許可無く検索画面に広告を表示したり、オンラインバンクやネットショッピングなど、電子証明書が必要なサイトで攻撃を仕掛けてくるというものでした。
このため、一部の電子証明書が必要なサイトにログインできなくなるという不具合も発生しました。
対象ブラウザはGoogle ChromeとInternet Explorerで、Firefoxでは動作が確認されていません。
このアドウェアの存在は、Lenovo Yoga 2というノートパソコンを購入したオーストラリア在住のある男性によって発覚しました。
出荷時に既にインストールされているので、ウイルス対策ソフトは反応しませんでした。
しかし男性は、パソコンから発信されているトラフィックが、”best-deals-products.com”というサイトへリダイレクトされていることを発見し、このウェブサイトのサーバーを調べたところ、Superfishが呼び出されていたとのことです。

Lenovoは、Superfishを、2014年9月から12月に出荷したノートパソコンに埋め込んでいたことを公式に認めましたが、このアドウェアは「ショッピングをするときに、ユーザーの好みに合った興味深い商品を見つけやすいように助けるものだ。」と主張しました。
しかし男性の告発後、 Lenovoは、Superfishのインストールを中止しました。

 対象機種
Lenovo G50シリーズ、Flex10シリーズ、Y50シリーズ、S20シリーズの一部
(Superfish社 Visual DiscoverがインストールされいるPC)

 

駆除方法は、Lenovoの公式サイトでご確認ください。
「停止」でなく「削除」をおすすめします。